映画_13人の命(2022)Thirteen Lives_ロン・ハワード監督
https://www.youtube.com/watch?v=R068Si4eb3Y
2018年にタイ北部の洞窟で起きたサッカーチームの少年たちの遭難と救出劇を、名匠ロン・ハワードが映画化した実録ドラマ。2018年6月、予期せぬ豪雨によってタイ北部のタムルアン洞窟に地元サッカーチームの少年とコーチ計13人が閉じ込められた。彼らを救出するため、水没した狭い迷路のような洞窟を進むことができる、世界でも最高の技術と経験をもったダイバーのチームが立ち上がる。ダイバーたちはタイ軍と1万人を超えるボランティアとともに、12人の少年とそのコーチを救い出すための困難な救出劇を開始。全世界が注目する中、これまでで最も危険なダイビングに挑んでいく。「ラッシュ プライドと友情」「ビューティフル・マインド」「アポロ13」など実話の映画化で数々の名作を送り出してきたロン・ハワード監督のもと、「グリーンブック」「ロード・オブ・ザ・リング」のビゴ・モーテンセンを筆頭に、コリン・ファレル、ジョエル・エドガートン、トム・ベイトマンら豪華実力派キャストが集った。Amazon Prime Videoで2022年8月5日から配信。 自分のような映画素人が偉そうに・・だが、それでも感じるのは映画としての「手際の良さ」。配信オンリーなので当然ながら自宅テレビ視聴なのだが、自然とテレビの前に釘付けになる感じで尺の長さを感じない。
ごく最近に起こった深刻な実話でもあるから気を遣っているのだろうが、あまりエモーショナルな演出をしないバランス感覚もいい。白人俺様映画にならないようにタイ側にも気を遣っていることもわかった。
途中から「プロジェクト」映画で、アポロ13を思い出すな、と思って終わって調べたら、同じ監督だった
なぜこのプロジェクトが成功できたのか?ディスカッションするのもありだろうと思う
タイ映画界も協力しているらいしが、役者や撮影のレベルが高そう
アジア人には出来ない、イギリス人の「突き放した」感覚がトリッキーな救出劇に繋がった
アジア人的感性からすると、「不謹慎」な発言とか思考なのだが、そこを突き放して科学的に考えて実行できるのは、イギリスカルチャーの強みではあるのだろう
人類は力を合わせればこんな偉業ができることもある、それなのに他の件ではうまくいかないよなぁ、という感想
中盤のとある重要シーンにて、イギリス人が圧倒的に「素晴らしい。すげえ、よっしゃ」のニュアンスで発するのがbrilliant! だと分かった。こういう英語遣いの肌感覚を知るのも楽しい
直訳の邦題だけど、副題でもつけてもう少し広く周知した方がいい気もした。多くの人に見てほしい